Updated: September 1, 2024
一年を通じて穏やかな気候が続くハワイ。寒暖差が少なく、気温が高いわりに日本の夏にくらべて湿度も低いので、とても過ごしやすいのが特徴です。
日本のような四季はなく「常夏の島」と表現されることもありますが、「夏場は乾季、冬場は雨季」とされ、実際は季節により気温の変化なども見られます。
今回はそんなハワイの11月の様子や楽しみ方をたっぷりご紹介します。次回のハワイ旅行の参考にしてみてくださいね。
11 月 ハワイの気温は?
ハワイの11月、平均気温は26度程度
年によっても違いますが、ハワイでは11月の平均気温が摂氏26度前後となっています(オアフ島の場合)。平均最高気温は29度、平均最低気温22度くらい。冬シーズンに入りかけとはいえ、昼間は半袖のTシャツやサマードレスなどの服装でも問題ないでしょう。
足元も、涼しいビーチサンダルなどでOK。ただし、オシャレなレストランやハイブランドのショップへ行く予定がある日はTPOに合わせるようにして。
日中は半袖OK!でも上着を1枚持って
ただし、屋内や公共交通機関(ザ・バスなど)の中は1年を通して冷房が効いていますし、朝夕は涼しく感じることもありますので、さらりと羽織れる長袖シャツや薄手の上着を持っていると何かと役立ちます。
ちなみに同時期の日本(東京)の気温は平均14度前後(平均最高気温18度、平均最低気温10度)なので、比べると大きく違いますね。
※平均気温などは「国土交通省 気象庁 世界の天候データツール(ClimatView 月統計値)」参照
11月 ハワイの天気・サンセットタイムは?
日中はビーチやプールで楽しめる!
11月は、ハワイといえども少しずつ秋めいた雰囲気になってくる季節です。とはいえ、日中は28〜30度くらいになるので、夏のような日差しを浴びて楽しめます。もちろん天気にもよりますが、海やプールでは、多くの人が泳いだりビーチ遊びを楽しんでいます。
天候によっては、海水温度が低くなることもあるので、念の為ラッシュガードを用意するのもおすすめです。また、ビーチですぐ着られるパーカーなども重宝しそう。体調管理のためにも、身体を冷やさない工夫をしましょう。
日の出は6:35頃、日没は17:50頃
11月の日の出はおよそ6:35頃、日没(サンセット)はおよそ17:50頃になります。真夏に比べるとサンセットの時間帯が早くなることを、お出かけの際は頭に入れておくようにしましょう。
サンセットに合わせたディナーを予約する際にも日没時間を計算して。なお、ワイキキでは冬の時期、オレンジ色の太陽がビーチへ沈む光景が見られてとても美しいので、ぜひお見逃しなく!
ハワイの11月は雨季?
雨季のスタート時期だが降水量はそれほど多くない
1年を大きく「夏=乾季、冬=雨季」と分けた場合、11月は雨季の始まりといえます。ただし、ここ数年は11月に雨が続くことは少ない傾向にあります。もちろん、年によってその時期の降水量は変わりますが、日本の梅雨のように一日中しとしと雨が降リ続けることは多くありません。
ゆえに、ローカルで傘を持ち歩く人はあまり見かけませんが、念の為小さな折りたたみ傘などを持っていると安心です。
「No Rain, No Rainbow」美しい虹に癒やされよう
年間を通してにわか雨(ハワイではシャワーと呼ばれます)が多いハワイですが、雨の後の空にかかる大きな虹は絶景。「No Rain, No Rainbow(雨が降るからこそ、レインボーが見られる)」というポジティブな言葉も、ハワイではよく耳にします。
別名「レインボーステート」と呼ばれるハワイ。ハワイといえば虹、というイメージを持っている方も多いことでしょう。自然の芸術を感じながら、ハワイでの時間を楽しめたら素敵ですよね。
11月も日焼け止めは必要?
秋でもハワイのUV指数は高い!
ハワイの日差しは強く、秋〜冬のシーズンでもUV指数はとても高い数値だとされています。ビーチやプール、ハイキングなどへ行くときはもちろん、街でのショッピングやちょっとした散歩でも、帽子やサングラス、日焼け止めクリームなどの「日焼け対策」をお忘れなく。
「リーフセーフ」な日焼け止めでハワイに優しく
なお、ハワイでは2021年1月1日から環境保護の観点により、サンゴ礁にとって有害な成分である「オキシベンゾン(Oxybenzone)」と「オクチノキサート(Octinozate)」を含んだ日焼け止めの販売が禁止されているので気をつけて。
現在ハワイで販売されているのは、サンゴ礁や自然に優しい「リーフセーフ」の日焼け止めばかりなので、できればハワイで現地調足することをおすすめします。
ハワイ11月のイベントに注目
1年中がベストシーズンといえるハワイ。季節ごとに楽しめるイベントやエンターテインメントもたくさんあります。ホリデーシーズンに入る11月は、とくに街中がキラキラし始める頃。ぜひ、特別なハワイを発見してくださいね。
ヴァンズトリプルクラウンオブサーフィン
オアフ島・ノースショアはサーファーの聖地とも呼ばれるエリア。その聖地であるビーチに世界のトップサーファーが集い、ビッグウェーブを舞台にその技を競いあう「ヴァンズトリプルクラウンオブサーフィン」は、まさに世界最高峰のサーフィン大会です。
イベントの開催時期はその年によって変動しますが、通常は11月中旬から12月中旬の間、その日の波の状態を見ながら決定されます。高波やサーファーの技を見ようと多くの人が詰めかけ、近隣の道路が渋滞するので気をつけて。
感謝祭(サンクスギビングデー)
アメリカの大きなホリデーである「感謝祭(サンクスギビングデー)」。毎年11月第4木曜日が祝日となり、家族や友人と集まってターキーやパンプキンパイなどのごちそうを食べて盛大に祝います。
この日は学校や公共施設はもちろん、普段は無休で営業するショップやレストランも休みになるところがほとんど(ワイキキなどの一部店舗は営業しているところもあるので確認を)。ローカルが公園などでバーベキューに興じる楽しげな姿も、いつも以上に見かけることでしょう。
ブラックフライデーセール
サンクスギビングデーの翌日にあたる金曜日は「ブラックフライデー」と呼ばれ、一年で一番大きなセールが行われます。当日は、ワイキキやアラモアナのショップはもちろん、ハワイ中の至るところでビッグセールが開催されるため、早朝からお目当ての商品をめがけて長蛇の列ができることも!
この日から、クリスマスショッピングをスタートするローカルも多いようです。
この時期にハワイを訪れた方はラッキー。通常は値下げすることがないラグジュアリーなブランドでも、ブラックフライデー特別なセールが実施されることがあるので、ぜひ事前にチェックを。熱気あふれるセール会場へ出かけ、掘り出し物を探してショッピングを楽しみましょう。
コナコーヒー・カルチャー・フェスティバル(ハワイ島)
毎年11月にハワイ島で開催されるフードフェスティバル。1970年に最初に開催されて以来、ハワイ州で最も長く続くフードフェスティバルと言われています。コナコーヒーのテイスティングやレシピコンテンストから、文化的なイベントが10日間にわたり繰り広げられる、一大イベント。
優しいコーヒーの香りに包まれてハワイを感じられる、他に類を見ないフェスティバルです。ハワイ島へはオアフ島から飛行機で約1時間のフライト。また、日本からの直行便も就航しているので、チャンスがあればぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
ほかにも、ハワイ各島で個性豊かなイベントが開催されていますよ。
一足早くホリデーシーズンを楽しむ
サンクスギビング前後から12月に向けて、ハワイのホリデームードは一気に高まります。街のショッピングセンターや各ホテルのロビーには、趣向を凝らしたクリスマスツリーやライトアップが続々と登場。
中でも、ロイヤルハワイアンホテルのピンクを基調としたロマンチックなツリーや、モアナサーフライダーの上品なツリーなど、どこも美しく彩られフォトジェニック。素敵な写真を撮りに、ホテルホッピングしてみるのもオススメです。
見どころいっぱい、11月のハワイ旅行へ
11月のハワイは、ビーチ遊びもショッピングも、そしてホリデームードまで楽しめるスペシャルシーズン。夏のお盆シーズンや年末年始、ゴールデンウィークなどの繁忙期を避けられるので、旅行費用も若干リーズナブルかも…。
ぜひ、次の旅行の参考にしてみてくださいね。