1月といえば、日本では厳しい寒さが続く真冬の時期ですよね。そんな時だからこそ、温かい南国ハワイへ旅行に行きたい…という方も多いのではないでしょうか。
基本的に、一年を通じて穏やかな気候が続くハワイ。寒暖差が少なく、日本のようなはっきりした四季はありません。ただ、「夏場は乾季、冬場は雨季」と大きく気候が二分され、1月は雨季に該当。夏場に比べると、雨や曇り空の日が多い季節となります。ただ、一日中雨が振り続けるようなことは多くはありませんし、極端に気温が下がることもありません。
今回は、一年の始まりである1月のハワイの気温や様子などついてご紹介します。この時期に合った服装や1月ならではのイベント情報、楽しみ方のヒントもありますので、ぜひ参考にしていただければうれしいです。
ハワイの1月の気温は?やっぱり寒い?
ハワイ、1月の平均気温はすこし涼しめの約23.9度
ハワイ(オアフ島)では、1月の平均気温が摂氏23.9度程度となります。年によってその平均は少しずつ変化しますが、平均最高気温は約27.7度、平均最低気温が約20.3度ほど。
いわゆる「常夏ハワイ」というイメージに比べると若干涼しく感じるかもしれませんが、最高気温は28度ほどまで上がることが多いので、日中お天気がよければプールやビーチで泳ぐことも可能な、心地よい陽気です。
朝晩の涼しい時間帯や、お天気がよくないような日には、20度前後まで気温が下がることもありますので、長袖の上着を一枚持っていることをおすすめします。とはいえ、20度を大きく下回るようなことは少ないので、いわゆる“防寒具”を用意する必要はありません。
ハワイの1月は雨季…、実際はどんな陽気なのでしょう
雨はどれくらい降るの?なにを準備すべき?
ハワイでは、4月〜9月頃が晴れの多い「乾季」、10月〜3月頃は比較的雨の多い「雨季」とされています。1月のハワイは、その「雨季」にあたるので、雨や曇りの日が多いシーズンとなります。とはいえ、日本の梅雨とはイメージが違い、さっと雨が降った後に晴れ間が広がることも多いのがハワイの雨季。一日中ずっと雨が降っているという日は多くはないので、心配しすぎることはありません。
ですが、もちろん突然の雨が降ることも。小さめの折り畳み傘や撥水性の上着、パーカーなどを用意していれば役に立ちそう!なお、ハワイの人たちは、雨が降ってもあまり傘をささない傾向があるので、使い捨ての傘やコンパクトな折り畳み傘は入手が難しい場合も…。軽めの折りたたみ傘を、日本から1本持ってくることをおすすめします。
また、ハワイのハリケーンシーズンは6月〜11月頃と言われています。1月のハワイでは、ハリケーンの心配はしなくて良さそうです。
雨の後には美しい虹が!これぞ「レインボー・ステイト」
雨が降った後には、空いっぱいに大きな虹が空に現れることも!「レインボー・ステイト」とも呼ばれるハワイは虹との遭遇率が他の州に比べて多いのが特徴で、この時期は特にその確率が高いと言えるでしょう。
「No Rain, No Rainbow(雨が降るからこそ、レインボーが見られる)」というポジティブな言葉も、ハワイではよく使われます。美しい虹を見かけたら、ぜひ写真に撮って想い出を持ち帰ってくださいね。
※平均気温などは「国土交通省 気象庁 世界の天候データツール(ClimatView 月統計値)」参照
1月のハワイ、どんな服装がおすすめ?
春〜夏シーズンの洋服をイメージ。ただ、お天気の日中は半袖でも問題なし
1月のハワイは、真夏に比べれば少し涼しめですが、お天気の良い日中は熱く感じることもあります。そんなときは、半袖シャツや短パンで過ごせるでしょう。朝夕や、お天気が良くない日などは肌寒く感じることもあるので、日本の春〜初夏シーズンの服装がちょうどいいかも。ノースリーブというよりは、少し袖が長めのシャツや薄手の長袖シャツなどがおすすめです。
なお、高級レストランなどへ行く予定がある場合は、Tシャツ短パンではなく、女性ならワンピースやサマードレス、男性はアロハシャツに長いパンツなどを用意。季節に関わらず、TPOに合わせた服装を心がけると、ハワイでの時間がより楽しく心地よくなるでしょう。
朝夕は冷え込むこともあるので、上着の用意や足元対策も
前述したように、冬の時期は、ハワイとはいえ最低気温が20度くらいになることもあります。また、レストラン、ショップなどの屋内や、ザ・バスなど公共の乗り物の中は、冬でも冷房が効いている状態。パーカーやカーディガンなど、さっと羽織れる上着を持ち歩くようにしましょう。
大判のストールやスカーフなど、温度調整しやすいアイテムを用意するのもいいアイデアです。
また、サンダルだと足元が少し寒く感じることも。ハイキングやウォーキング、ジョギングなどでも役立つスニーカーを1足持っていると便利かもしれません。
1月 ハワイの天気は?海やプールで遊べるの?
ハワイなら1月でも海を楽しめる!でも気温の変化には注意を
真冬の1月でも、お天気の良い昼間なら海やビーチで楽しむことができるのがハワイ。ただし、風が強かったりお天気が崩れたりすると肌寒く感じることもあります。
水温より気温のほうが低くなる場合もあるので、水から出たらすぐに羽織れるパーカーや大きめのバスタオルなどをしっかり準備しておくようにして。寒いと感じたら、無理せず休むことも大切です。プールにはジャグジーがついているところも多いので、うまく活用して楽しみましょう!
1月のハワイは、突然の雨が多いのも特徴。天気予報を確認して、フレキシブルにゆっくりハワイ時間を過ごしたいですね。
冬のノースショアはサーフィンの聖地!
1月にオアフ島に滞在するなら、ノースショアの高波を観に行くのもおすすめです。この時期だけの特別な高波を目指して世界中のサーファーが集まるので、彼らの技を観るだけでも迫力満点です。
ノースのビーチは少し肌寒いこともあるので、羽織物を忘れずに。また、波が高くなるエリアでの遊泳は危険なので気をつけるようにしましょう。
世界的に有名なサーフィン大会が開かれる時期でもあるので(下記イベント情報を参照)、興味のある方はネットなどで情報収集を!
1月 ハワイのサンライズは何時頃?
1月ハワイ 日の出は7:10頃、日没は18:10頃
ハワイの1月、日の出(サンライズ)はおよそ7:10頃、日没(サンセット)はおよそ18:10頃となります。夏に比べると日の出が遅いので、早起きしてダイヤモンドヘッドからサンライズを眺めるのもおすすめです。
日没も少し早いので、サンセットタイムのディナーを予約する場合は気をつけて。日の出・日没の時間は、スマートフォンなどでも手軽に確認できますよ。
ハワイでは冬でも紫外線対策を
真夏よりは日差しがやわらぎますが、UV対策はしっかり
基本的に、一年中UV指数が高いハワイ。夏のまぶしい日差しに比べればましになるものの、1月とはいえケアは必要です。ビーチやプール、ハイキングに行く際はもちろん、ショッピングなどの外出でも日焼け止めや帽子、サングラスなどのUV対策をしましょう。
1月 ハワイの旅行費用は?
1月前半のお正月シーズンは繁忙期!1月後半が狙い目
12月後半から1月初旬の「年末年始」は、まさにハイシーズン。日本はもちろん、アメリカ本土や世界中の人々がバケーションを楽しむ時期なので、航空運賃やホテル代なども高めに設定されます。
この時期は、芸能人や著名人も多くハワイを訪れることでも話題になりますよね。
ただ、年始の時期を過ぎ、1月中旬〜後半になると、一気に値段が下がる傾向にあるようです。この時期のキャンペーンなどもあるので、航空会社やホテルのウエブサイトやSNSなどをこまめにチェックしてみるのもいいでしょう。
1月のハワイの楽しみ方&イベント
初詣
日系移民の多いハワイでは、神社への初詣もローカル文化として根付いています。元日の朝(神社によっては0時から参拝を受け付けます)は、たくさんの人々がハワイ出雲大社、ハワイ金刀比羅神社・ハワイ太宰府天満宮、ハワイ石鎚神社などへ参拝にでかけて大賑わいになります。
神社によってはお守りなどもあるので、ハワイならではの初詣を体験してみてくださいね。もちろん元日以外にも参拝は可能なので、空いた時間を狙って出かけるのもおすすめです。
初売り
ワイキキやアラモアナのショッピングセンターなどでは、1月1日の朝に「初売り」をするところが多くなりました。日本と同じように「福袋」(ハワイでは「Lucky Bag」と呼ばれます)を販売するショップもあります。福袋は通常よりもお得に様々なアイテムを入手できるので、お気に入りのお店の福袋はぜひゲットしてみてくださいね。
普段はなかなかセールにならない「ハイブランドショップ」でも、特別な福袋が用意されることもありますのでお見逃しなく!
ホエールウォッチング
12月~4月頃の冬の時期には、ハワイ周辺の海に多くのザトウクジラが姿を現します。暖かい海を目指してアラスカからやってくるクジラたちは、ハワイの海で繁殖、出産、そして子育てをするのです。そんなクジラの姿を間近で見られる「ホエールウォッチング」は、冬のハワイの冬の醍醐味のひとつです。
オアフ島なら、マカプウトレイルなどの東海岸からもクジラを見られることがあります。また、ホエールウォッチングのためのクルーズツアーも多数あるので、海からクジラの潮吹きやジャンプを間近で見られるチャンスです!
もちろん、マウイ島・ハワイ島などでもホエールウォッチングは楽しめます。とくにマウイ島のラハイナ沖は、多くのクジラが集まるエリアとして知られています。
世界的なサーフィン大会
冬のノースショアは、まさにサーファーの聖地。大波を待って、世界でも指折りのサーフィン大会がいくつか開催されます。その年により、また波のコンディションによって開催時期はまちまちですが、もし滞在中にコンテンストが行われるなら、ぜひノースショアまで足を運んでみては。
中でも、幻のコンテストとも呼ばれる「エディ・アイカウ・ビッグウェーブ・インビテーショナル」は、伝説のサーファー「エディ・アイカウ氏」を偲んで開催される特別な大会。12月から2月までの間に、オアフ島ノースショアのワイメア・ベイに20フィート(約6メートル)以上の高波が現れ、すべての条件が整ったときにだけ開催されるため「今年はエディがあるのか?」と、毎年話題に!
サーフィン好きな方は、ネットなどで情報収集してみてくださいね。
ソニー・オープン・イン・ハワイ
オアフ島、カハラにあるワイアラエ・カントリークラブでは、毎年1月にPGAツアーの公式戦「ソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii)」が開催されます。ハワイで最大級のスポーツチャリティイベントでもあり、毎年多くのプロ・アマゴルファーがカハラに集結します。
観戦チケットを購入すれば、世界で活躍する一流プロゴルファーのプレーを間近で見られるチャンスも!詳細情報は公式サイトでご確認ください。
真冬の日本を飛び出して温かい1月のハワイへ!
オアフ島の気温は平均で24度ほどと、日本の初夏のような陽気の1月ハワイ。寒い時期だからこそ、過ごしやすいハワイでのバケーションがより魅力的に感じることでしょう。
ハワイならではのお正月の雰囲気や、世界的なスポーツ大会、暑すぎない中でのハイキングやトレッキングは、心に残る素敵な想い出になるはず。ぜひ、素敵なハワイ旅行を!!