Updated: December 1, 2024
6月というと、日本では「梅雨シーズン」「湿度が高い」「蒸し暑い」などのイメージがあるかもしれません。しかしハワイは、一年を通じて穏やかな気候が続くのが特徴。寒暖差が少なく、気温が高いわりに日本の夏にくらべると湿度も低いため、6月のハワイはとても過ごしやすいシーズンとなります。
ハワイには日本のような四季はないものの、「夏場は乾季、冬場は雨季」とされ、実際は季節により気温の変化なども見られます。6月は、まさに乾季。お天気の良い日が続き、さわやかな風を感じながら南国の心地よさを満喫できる季節です。
今回はそんなハワイの6月の気温や海の様子、6月のハワイ旅行ならではの楽しみ方をご紹介します。これから旅行を計画される際の参考になればうれしいです。
6月 ハワイの気温は?
ハワイの6月、最高気温は30度を超える
年によっても違いますが、ハワイでは6月の平均気温が摂氏27度前後となっています(オアフ島の場合)。平均最高気温は31度、平均最低気温23.5度くらい。日中の最高気温は30度を超えることが多くまさに真夏の暑さとなりますが、この時期は降水量が極端に少なく湿度が低いため、蒸し暑さを感じることはありません。
6月ハワイ、おすすめの服装は
半袖Tシャツやタンクトップに短パン、ノースリーブのブラウスやサマードレスなどの服装で、真夏のハワイを開放的に楽しみましょう。
足元も、涼しいビーチサンダルなどでOK。お散歩ついでに砂浜やプールへそのまま行けるのも、ハワイ旅行の醍醐味です。ただし、高級レストランやハイブランドのショップでは、靴やヒールのあるサンダルなどを用意するようにしましょう。TPOに合わせたお洒落を楽しんで!
真夏とはいえ冷房対策に薄手の上着を
真夏の陽気が心地よい6月のハワイですが、ショップやレストランなどの屋内や公共交通機関(ザ・バスなど)の中は、1年を通して強めに冷房が効いているため、簡単に羽織れる長袖シャツや薄手の上着、大判のスカーフなどを1枚持っていると便利です。
ちなみに同時期の日本(東京)の気温は平均22.5度前後(平均最高気温は約27度、平均最低気温は約19度です)。また、日本は梅雨の時期なので湿度が高いですが、ハワイは空気がさらっとしているため体感温度が涼しく、とても過ごしやすいシーズンとなります。
※平均気温などは「国土交通省 気象庁 世界の天候データツール(ClimatView 月統計値)」参照
6月 ハワイの天気・サンセットタイムは?
真夏の眩しい日差しがビーチ&プールに燦々と注ぐ
晴れる日が多く、真夏の陽気が続く6月。水温も高めなので、ビーチでゆっくりするのには最高のシーズンです。シュノーケルやダイビング、サーフィンやカヤックなど、マリンスポーツを楽しむのにも最適。
ワイキキビーチやアラモアナビーチなどでは、気軽にマリンスポーツを体験できるオプショナルツアーなどもあるので、ぜひ新たなチャレンジを!ただ、とにかく日差しが強いので、ビーチパラソルを利用したり木陰で休むなど、体調管理にも気をつけましょう。
6月のハワイは雨の心配がない!?
ハワイの夏は「乾季」とされ、雨が少なくいいお天気の日が続くことが多い時期です。ときおり、南国特有のにわか雨(ハワイではシャワーと呼ばれます)が降ることもありますが、長く降り続くようなことはないので、傘など雨具が必要になることはまれです。
ハワイでも夏場は時々、ハリケーン(台風)が接近することがあるのですが、6月に被害があるようなことはまずありません。このように6月の気候は全体を通して安定しており、過ごしやすいと言えます。
日の出は5:48頃、日没は19:15頃
6月の日の出はおよそ5:48頃、日没(サンセット)はおよそ19:15頃。この時期は、1年の中でも最も日照時間が長くなります。冬の時期に比べると活動時間が長くなり、ちょっと得したような気分になるかもしれませんね。
日没時間が遅くなるので、オーシャンビューレストランなどでのディナーを予約する時は、サンセットの時間を考慮に入れるようにするとよいでしょう。
旅行費用的にも狙い目。憧れのジューン・ブライドもハワイで!
梅雨の日本を飛び出してロマンチックな挙式を
6月の花嫁は幸せになれる…と言われる「ジューン・ブライド」。日本ではこの時期、どうしても雨の心配がありますが、ハワイの6月は晴れる確率が高いのでその心配がほとんどありません。そこで、この時期を狙ってハワイ挙式を行う方も多いようです。
ハワイ挙式だけでなく、ハワイの美しい風景の中でウェデイングフォトを撮影したいという方も増えています。プロカメラマンはもちろん、衣装からヘアメイクまですべて準備してくれる専門サービスもあるので、興味がある方はリサーチしてみては。
6月は色とりどりの花が多く咲く美しいシーズン。フォトジェニックなスポットも多いので、心に残る素敵な写真が撮影できますよ。
6月前半は旅行費用が比較的おさえられることも
6月は気温やお天気などが快適で、まさにハワイのハイシーズン。しかし、ゴールデンウィークと夏休みの間の時期ということで、日本からの旅行者数は少しおさまる期間とも言えます。
6月後半からはアメリカの夏休みとなり家族旅行も増えますが、その直前の6月初旬は比較的空いていることも多く、ホテルなどの費用もおさえられる可能性があります。ぜひ、旅行会社やホテルの公式サイトなどを確認してみてくださいね。
日焼け止めはマスト!環境に優しいサンスクリーンを見つけて
ハワイのUV指数は非常に高いので注意を
一年を通じて日差しが強いハワイ。とくに夏場はUV指数も高く、短い時間でも紫外線を多く浴びることになります。ビーチやプールで遊ぶときはもちろん、街中でのお買い物や少しの散歩でも、紫外線対策は必ずするようにしましょう。つばの大きな帽子やサングラス、日焼け止めクリームなどの「日焼け対策」が大切です。
ハワイの海を守るためサンスクリーン選びは慎重に
ハワイでは2021年1月1日より環境保護の観点から、サンゴ礁に有害な成分を含んだ日焼け止めの販売が禁止されています。つまり、現在ハワイで販売されているのはサンゴ礁や自然に優しい「リーフセーフ」の日焼け止めのみ。日焼け止め選びに悩んだら、現地調達するのがおすすめです。
海やサンゴに優しい成分を使用しているのはもちろん、天然成分を使った肌に優しいサンスクリーンがいろいろと登場しているので、ぜひお気に入りの一品をみつけて日本へ持ち帰ってみては。パッケージがかわいい商品も多いので、ハワイ好きな方へのお土産にもぴったりです。
6月のハワイでは、華やかなイベントにアロハを感じて
季節ごとに楽しめるイベントがバリエーション豊かなハワイ。6月は、キング・カメハメハ・デーの祝日もあり、歴史を感じる華やかなイベントも目白押しです。オアフ島をはじめ各島で様々な催しやパレードが開催され、にぎやかな雰囲気を楽しめます。
イベントによっては、ワイキキのカラカウア通りが通行止めになることもあるので、滞在中のスケジュールをチェックしておくことをおすすめします。
キング・カメハメハ・セレブレーション
ハワイ王国の建国に大きく尽力したカメハメハ大王の功績をたたえるセレブレーション。ハワイ州の祝日「カメハメハ・デー」に制定されている6月11日前後に、オアフ島はもちろんハワイ島、マウイ島、カウアイ島などハワイ全土でいろいろなセレモニーやイベントが行われます。
観光客が気軽に参加できるプログラムも多数あります。イベントを通じてハワイの文化や伝統を体験することで、ハワイでの滞在がより充実したものになるでしょう。
レイ・ドレーピング・セレモニー
オアフ島ダウンタウンのカメハメハ大王像に、美しいレイをかけてその功績を称える豪華なセレモニー。長さ4m以上にもなる長いレイがクレーンを使って何本もかけられていきます。
厳かにかけられたいくつののレイは、花のカーテンのように大王像を彩ります。その姿は非常に高貴で美しく、多くの人々がその姿を見に訪れます。通常、6月第2金曜日に行われるイベントです。
キング・カメハメハ・フローラル・パレード
レイ・ドレーピング・セレモニーの翌日、6月第2土曜日にホノルルで行われる華やかなパレード。ハワイの花々や植物で飾られたきれいな山車やマーチングバンドがゆっくりと街の中心を進みます。
山車の上には、伝統的な衣装に身を包んだ王族たちが。また、パウライダーと呼ばれるハワイ各島の王女たちも、ゴージャスなドレス姿で馬に乗って登場、沿道の観客を魅了します。
パレードはダウンタウンのイオラニ宮殿を出発し、アラモアナ通りからカラカウア通りを通り、カピオラニ公園へと続きます。その時間、道路は通行止めとなるので、ドライブ予定の方は気をつけてくださいね。
まつり・イン・ハワイ~Pan-Pacific Festival
毎年6月に、3日間にわたってホノルルで開催される「まつり・イン・ハワイ」のイベント。「ハワイで出会う・学ぶ・楽しむ」をテーマに、何千人という参加者が集まる人気のフェスティバルです。
ハワイローカルに加え、日本など様々な国から集まった人々が、それぞれの伝統的なパフォーマンスやダンスを披露。カラカウア通りを通行止めにしてのブロックパーティーや、パンパシフィック・まつりパレードなどが開催され、大きく盛り上がります。
公式サイト:http://matsuri-in-hawaii.com/index.php
50th ステートフェア
ハワイが全米50番目の州になったことを祝う恒例のイベントが「50thステート・フェア」。アロハスタジアムの駐車場内に、少しノスタルジックな雰囲気の移動式遊園地やふれあい動物園などが設置されます。大きな遊園地がないハワイでは、子どもたちの夏のお楽しみのひとつになっています。
種類豊富なフードブースやゲームセンター、エンターテインメントなども登場。小さな子どもはもちろん、ティーンや大人も楽しめるフェア。もちろん旅行者にも人気です。開催日は5月末〜7月初旬の週末。詳細は、公式ウエブサイトなどで事前にチェックを!
公式サイト:https://alohastadium.hawaii.gov/main/the-50th-state-fair/
真夏のさわやかな風の中、思い切り楽しもう
6月のハワイで少し早めの夏休みを!
夏真っ盛り、海でも山でも多い思いの過ごし方ができるシーズンです。年末年始やお盆のような繁忙期ではないとはいえ、人気のレストランやアクティビティなどは混み合うことも多いので、予定が決まったら早めに予約を入れるとスムーズに楽しめます。
日本が梅雨シーズンの6月だからこそ、青空が広がるハワイへ!少しい早い夏休みを満喫してみませんか?