Updated: February 1, 2025
海外旅行を計画するときには、日本との時差をしっかり把握しておくことが重要。もちろんハワイ旅行も例外ではありません。日本から航空チケットやホテルを予約する際、うっかり間違えないように事前に確認しておきましょう。日本からハワイへ連絡をする際にも、時差を頭に入れておけばスムーズです。
今回は、あらためてハワイと日本の時差についてお届けします。時差ボケを最小限におさえるヒントもご紹介しますので参考にしてみてください。
ハワイと日本の時差は何時間?正しい計算方法は?
時差を簡単に計算する方法
ハワイと日本の時差は「19時間」。日付変更線をまたぎ、日本はハワイよりも19時間先に時間が進んでいることになります。(協定世界時/UTCから-10時間遅れた時間帯ということで「UTC-10」とも表記されます)
計算式は下記
・計算式1:《日本時間ー 19時間》
たとえば、「日本時間 12月3日 朝9時」は、「ハワイ時間 12月2日 14時」です。
別の計算手段としては、
・計算式2:《日本時間+ 5時間 → 日付を前日に戻す》
という方法もあります。実質は、こちらの方が計算しやすいかもしれません。
ハワイでは「サマータイム(夏時間)」は影響しない
アメリカのほとんどの地域では、3月下旬頃〜11月初旬頃の間、日照時間の変化に合わせて時計を1時間早める「サマータイム(夏時間)」制度が実施されています。しかし、ハワイではこのサマータイムが導入されていないため、日本との時差は一年中「19時間」です。
旅行予約時に注意したい「ハワイ時差」問題とは
旅行日程の表示は日本時間?ハワイ時間?
旅行を計画する際には、航空券やホテル、レンタカーなど事前に予約しておくべき項目が多数あります。航空チケットやホテルのバウチャーなど、日程表記が「日本時間」か「ハワイ時間」かを確認しましょう。
たとえば航空チケット。出発日の時間は「日本時間」ですが、帰国日のチケットには出発時間が「ハワイ時間」で表記されていることがほとんどなので気をつけましょう。
現地でのレンタカー予約やレストランの予約なども、日付や時間設定を間違えないよう、あらためてチェックを。
時差があるから、ハワイ旅行の日程は「宿泊数+2日」
ちなみに、ハワイ旅行の日程は時差の関係上「宿泊数+2日」となります。一般的な日程設定は「4泊6日」程度ですが、旅行会社によっては「3泊5日」という弾丸ツアーを実施する場合もあるようです。帰国後の仕事や学校の予定、体調管理なども含め、ご自分のスケジュールに合わせた旅程を組むようにしましょう。
時間表記の「a.m.」「p.m.」にも慣れよう
ハワイでは時間を24時間表記ではなく「a.m.(午前)」「p.m.(午後)」で表記する場合も多く見られます。10a.m.は朝10時、10p.m.は夜の10時(22時)です。一番迷うのがお昼の12時ですが、正しくは「12p.m.」となるので、時差の計算とあわせて覚えておくと良いでしょう。
過ごし方で変わる!おすすめの時差ボケ対策とは
日本からハワイへの機内で気をつけたいこと
日本からハワイへ向かう飛行機は、基本的に各航空会社とも夕方〜夜出発し、ハワイに朝到着する便がほとんどです。季節にもよりますが、フライト時間は6〜7時間。離陸してしばらくすると、ドリンクや機内食のサービスがあり、その後は機内が暗くなるので、できればこのタイミングで眠ることができればベストです。
というのも、ハワイ到着は現地の朝。日本時間ではまだ夜中(早朝)になることが多いため、飛行機で眠れないと徹夜状態でハワイ入りすることに…。到着日を寝不足状態で迎えないために、できる限り機内で睡眠をとっておきましょう。
しっかり眠れなくとも、できるだけゆったり過ごして到着時に体力を温存しましょう。ネックピローや耳栓、アイマスク、機内用スリッパなど、快適に過ごすためのアイテムを用意しておくのも良いでしょう。もちろん、周囲に迷惑になるような大声でのおしゃべりは控えることも大切なマナーです。
離陸と同時に「腕時計」を現地時間に
旅慣れた方の中には「空港で食事を済ませ、機内食は食べずに早めに就寝する」「行きの飛行機では映画も見ないでとにかく寝る」「飛行機に乗ったら腕時計を現地時間に合わせ、体内時間を調整する」という方も多いようです。
様々なアイデアを駆使して体調を整え、実質的に5時間早くなる現地での生活スタイルに備えておく。楽しいハワイ旅行は、既にスタートしていると言っても良いのかもしれません。
なお、ハワイ着の日付は日本を出発してきた同日の朝となります。一日得したような、時間が戻ったような、不思議な気分…。これも時差のなせる技ですね。
ハワイ到着日の“時差ボケ”対策あれこれ
行きの飛行機は、ハワイに午前中に着く便がほとんどです。しかし、ホテルのチェックイン時間が午後3時以降で時間を持て余してしまうのも事実。そんなときは、無料で使える旅行会社のラウンジで旅行スケジュールを立てたり、荷物だけ先に預けて早めのランチに行くなど、時間を有効利用するのも賢い過ごし方です。
チェックインまでの待ち時間に合わせた「オアフ島観光サービス」を行っている業者もあるので、事前にチェックしておきましょう。
到着日にスパやマッサージサロンなどを予約しておき、フライトの疲れを癒やしてからホテルへ…というプランもおすすめです。そして、夜は少し早めに就寝を。翌朝、快適に目覚められ、一日アクティブに活動できるはずです。
起床時にはホテルのベランダ(ハワイでは“ラナイ”)に出てみて。朝日を全身にたっぷり浴びることも時差ボケ対策になると言われています。
ハワイの出発日にはゆとりを持って
日本への帰国便は午前中にホノルルを発つことが多いため、前日のうちにパッキングを済ませ、ゆとりを持って空港へ向かうことをおすすめします。ホテルから空港行きのシャトルなども出ているので、フライトに合わせて利用するのも良いでしょう。
ハワイから日本の機内では「寝すぎない」
ハワイから日本へのフライトは、午前中にハワイを出発して翌日の午後に日本へ着く便が中心。偏西風の影響で、こちらの方が飛行時間が少々長くなります(9〜10時間ほど)。行きと違って昼間の時間帯となるので、映画を見たり読書をしたり、長めのフライトをリラックスして楽しめる工夫をしたいものです。
帰りのフライトで寝すぎてしまうと、帰国日の夜に寝付きが悪くなってしまうこともあるので気をつけて。飛行機の中では、着席しながの軽いストレッチなどで体をほぐすのも良いでしょう。
最後に 〜時差と情報を制してハワイ旅行を堪能〜
ハワイ滞在中に、日本の家族や友人に連絡する場合も、19時間の時差の影響を頭に入れておきましょう。ハワイの時間で午前中は、日本ではまだ早朝(夜中)。計算方法を忘れてしまった時にはスマートフォンの「世界時計」なども便利な機能です。
限られたハワイ滞在時間。「日本とハワイの時差」を事前に把握して、少しでも快適に過ごせますように。自分のペースで、ハワイを思い切りお楽しみあれ!