Updated: September 1, 2024
10月というと、日本ではすっかり秋めいて肌寒さも感じる時期ですよね。四季がはっきりしている日本に比べると、ハワイは一年を通じて寒暖差が少なく穏やかで過ごしやすいので、そういった季節の移り変わりをはっきり感じることはありません。
しかし、そんなハワイにも大きく「乾季」「雨季」とされるシーズンがあります。10月は、ちょうどその境目の頃。雨季に入る直前、天気の崩れが少ない過ごしやすい時期といえます。
今回は、「ハワイの秋」である10月のハワイの過ごし方、天候、気温やおすすめの服装などについてご紹介します。肌寒い日本を飛び出して、心地よいハワイでのバケーションを楽しむためのヒントも!ぜひ、次のハワイ旅行計画の参考にしてみてくださいね。
10月 ハワイの気温は?(ハワイの秋の気温とは?)
◎ハワイの10月、平均気温は約27度と初夏の気候
その年によって差はありますが、ハワイでは10月の平均気温が摂氏27度前後となっています(オアフ島の場合)。平均最高気温は30.6度、平均最低気温23.5度くらい。日中の最高気温は30度を超えることもありますが、湿度はそれほど高くないため過ごしやすい季節といえます。ハワイの真夏とされる6〜9月よりは少しだけ気温も下がり、風も気持ちいいシーズン。日本の初夏〜夏の気候に近いのではないでしょうか。
10月のハワイは、乾季の終わり(雨季の始まり)の時期なので、日によって若干お天気が崩れることがあるかもしれません。シャワーと呼ばれる「にわか雨」が降ることもありますが、一日中雨が降り続くようなことはほとんどないので、ビーチやプールでのレジャーを存分に楽しめるでしょう。
また、シャワーの後には美しい虹が見られることも多いのが嬉しいですね。
◎ハリケーン(台風)の心配は?
ハワイのハリケーンシーズンは、6月〜11月頃と言われています。いわゆる「雨季」とまったく同じではなく、10月も多少の注意が必要です。しかし、実際にハワイ諸島(とくにオアフ島)にハリケーンが上陸することはそれほど頻繁ではありません。
ただし、まれにハリケーンや熱帯低気圧の接近によって海が高波になるなどの影響がでることも。ビーチに出される注意(旗や看板などが掲示されることがあります)や、その日のニュース、天気予報などもこまめにチェックするようにしましょう。
ちなみに同時期の日本(東京)の気温は平均18.3度前後(平均最高気温は約22.4度、平均最低気温は約15度)です。こうして比べると、その違いをあらためて感じますね。
※平均気温などは「国土交通省 気象庁 世界の天候データツール(ClimatView 月統計値)」参照
10月ハワイ、おすすめの服装は?
◎昼間は半袖Tシャツなど真夏の服装でOK!
日中は気温も高くなるため、半袖のTシャツやタンクトップにショートパンツ、ノースリーブのブラウスや薄手のワンピースなどの服装がおすすめです。日差しも強いので、帽子やサングラスなどを用意することをおすすめします。
また足元も、スニーカーやサンダルなどでOK。街を散策するついでにちょっとビーチに立ち寄ることも想定して、涼し気なビーチサンダルで出かけるのもいいですね。何かと便利な小さめのタオルを持ち歩くのもおすすめです。
ただし、高級レストランやハイブランドのショップへ行く場合は、ショートパンツやTシャツは控えて。足元も、靴やヒールのあるサンダルなどを用意するようにしましょう。自然と都会が隣接するハワイだからこそ、TPOに合わせたお洒落が楽しめるのも魅力です。
◎朝夕は涼しいことも。冷房対策のためにも上着を1枚用意して
夏気分たっぷりの10月のハワイですが、ショップやレストランなどの屋内や公共交通機関(ザ・バスなど)の中は、1年を通して強めに冷房が効いているため、簡単に羽織れる長袖シャツや薄手の上着、大判のスカーフなどを1枚持っていると便利です。
とくに小さなお子さんは体温調整が難しいこともあるので、お子様連れの旅行ではご注意を。薄手のパーカーなどがあれば安心です。
10月 ハワイの天気・サンセットタイムは?
◎ビーチ遊びやハイキングにぴったりの夏の陽気
ハワイらしい、夏気分を存分に味わえる10月のハワイ。とくに日中は、ビーチやプールでゆっくりするのに最適なシーズンです。ワイキキビーチやアラモアナビーチなどでは、気軽にマリンスポーツを体験できるオプショナルツアーも豊富なので、ぜひ利用してみて!
昼間に比べ、早朝や夕方は少し気温が低くなることもありますので、パーカーなども忘れずに。
天気もよくハイキングやトレッキングにもいい季節ですが、ダイヤモンドヘッド登山などに挑戦する場合は、昼間は暑くなるため早めの午前中に行くのがおすすめです。
※現在、ダイヤモンドヘッド・ハイキングには事前の予約が必要となっています。詳細はこちらの公式サイトをご確認ください(英語)。
◎10月ハワイ 日の出は6:25頃、日没は18:10頃
10月の日の出(サンライズ)はおよそ6:25頃、日没(サンセット)はおよそ18:10頃。真夏に比べると日没時間が早めになってきますので、外出時にはホテルへの戻り時間などを考えて予定を立てるようにしましょう。
また、サンセットタイムに合わせてディナーを計画する場合も、その日の日没時間を把握してレストランを予約するとスマートです。日没時間はスマートフォンなどで確認できますので、ぜひ活用してみてください。
◎屋外でのバーベキューもおすすめ
真夏のハワイに比べて少しだけ涼しくなる10月のハワイ。公園などでのバーベキューパーティーにもぴったりの季節となります。とくに夕方は気温が少し下がって火を囲むにも心地よい気温になるので、ぜひ体験してみて。
宿泊先がコンドミニアムなら、レクリエーションエリアにバーベキューコンロが備え付けてあることも多いので、旅行者も気軽に楽しむことができます。地元のスーパーマーケットなどで肉や野菜を買い込み、ハワイならではの開放的な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
環境に優しいサンスクリーンで日焼け止めを!
◎10月もハワイのUV指数は高いので気をつけて
ハワイの日差しは1年を通じて強く、UV指数も高くなります。10月はシーズン的には秋ですが、もちろん日焼け止めはマスト。ビーチやプール、ハイキングなどのお出かけはもちろん、ちょっとしたお買い物やウォーキングでも、必ず紫外線対策が必要です。知らぬ間に強い紫外線を浴びてしまいがちなので、つばの大きな帽子やサングラス、日焼け止めクリームなどの「日焼け対策」を忘れないように気をつけましょう。
◎ハワイで買える日焼け止めは、海やサンゴを守る「リーフセーフ」のものだけ
ハワイでは2021年1月1日より環境保護の観点から、サンゴ礁にとって有害な成分を含んだ日焼け止めの販売は禁止とされています。そのため、現在ハワイで販売されているのはサンゴ礁や自然に優しい「リーフセーフ」の日焼け止めのみ。日焼け止め選びに悩んだら、現地調達するのがおすすめです。
海や環境に優しいのはもちろん、ミネラルベースなど天然成分を使った肌に優しい日焼け止めが種類豊富に販売されています。「メイド・イン・ハワイ」のアイテムも増えているので、日本へのお土産にしても喜ばれそうです。
10月 ハワイの旅行費用は?
◎実は狙い目!? 繁忙期よりお得な10月のハワイ旅行
夏休みと冬休みの間となる10月は、連休も少なめ。比較的旅行者数が少なくなるため、旅行費用も比較的抑えられるシーズンとなります。航空券やホテル宿泊代なども、日程によっては思いの外リーズナブルなことも。フレキシブルに休暇が取れる方なら、ぜひ10月のハワイを狙ってみては。
◎団体旅行シーズンでもあるので予約は早めに
ただし、大型の社員旅行や修学旅行など、団体旅行が増える時期でもあるため、人気のアクティビティやレストランなどは早めの予約ををおすすめします。
10月 ハワイで楽しめるイベント
◎ハワイ・フード&ワイン・フェスティバル(オアフ島・ハワイ島・マウイ島)
毎年10月〜11月頃に、オアフ島・ハワイ島・マウイ島の3つの島で開催される、ハワイ最大級の食の祭典「ハワイ・フード&ワイン・フェスティバル」。イベントの共同創設者であるロイ・ヤマグチ氏とアラン・ウォン氏(ハワイの有名シェフ)の思いが形となり、年々その規模を拡大。ハワイ産の農産物や肉、魚介類などを豊富に使った料理をワインとともに紹介するイベントが各地で行われます。
世界各国から、話題のシェフ、ワインメーカー、注目のミクソロジストなどが集結。地元ハワイの農業、牧場などの魅力に焦点を当てながら腕をふるい、その魅力や認知を高めていく、ハワイを代表する食のフェスティバルです。旅行者が参加できるグルメイベントもあるので、公式サイトで事前にチェックを。
◆ハワイ・フード&ワイン・フェスティバル/公式サイトはこちら>>https://hawaiifoodandwinefestival.com
◎ハロウィン(ハワイ各島)
10月31日はハロウィン。日本でも広く知られるようになったイベントですが、アメリカではその楽しみ方も本格的でバリエーション豊か。もちろんハワイ各島でも、子どもから大人まで幅広く参加できる、様々なイベントが催されます。
トリック・オア・トリート(Trick or Treat)
子どもたちが仮装して、それぞれの地域で各家庭をまわる「Trick or Treat(お菓子をくれないといたずらするぞ!)」。多くの家庭が、趣向を凝らしたハロウィン・ディスプレイやライトアップで出迎える楽しいイベント。アラモアナセンターやカハラモールをはじめ、ハワイの各ショッピングセンターでも、お菓子を配るイベントが数多く開催されます。
レストランやバーなどでも、ハロウィンスペシャルメニューを展開したり、コスチュームコンテストを行って盛り上がるので、SNSなどで情報収集しましょう。
ワイキキ・カラカウア通りの仮装イベント
派手に仮装した人々が、ワイキキのカラカウア通りに集まって練り歩いたり写真を撮りあう様子は10月31日夜の風物詩。イベントといってもとくに歩行者天国になるわけではなく、交通規制もないので、人々は歩道を歩きながら楽しみます。とにかく仮装がすごく派手なコスチュームの人も多いので、見ているだけでも楽しい!ただし、とても混雑するので、貴重品は持ち歩かないなど、注意も必要です。
とくにお子様連れは、安全のためにも、あまり遅くならないうちにホテルへ戻るようにしましょう。
ダウンタウン・ハロー・バルー(HALLOW BALOO)
ハロウィン直前の土曜(年によっては変更もあり)に、ホノルルのダウンタウンで行われる、盛大なハロウィン・ストリートパーティー。夕方から夜にかけて、ストリートでのライブパフォーマンスやグルメブース、賞金付きのコスチューム大会などが開催され、華やかなお祭りが繰り広げられます。
ホーンテッド・プランテーション
オアフ島ワイパフにある「ハワイ・プランテーション・ビレッジ」で開催される、ハロウィン期間限定のお化け屋敷「ホーンテッド・プランテーション」。広い敷地全体がひとつのお化け屋敷…という大きなスケールでローカルにも大人気のイベントです。ハワイの歴史を学べる、プランテーション・ビレッジで、この時期だけの恐怖体験を味わってみては。
お得に賢く楽しみたいなら、10月にハワイへ!
乾季から雨季への移行期間とはいえ、気温も高く穏やかな気候の日が多い10月。降水量もそれほど多くありません。また、ゴールデンウィーク、お盆、年末年始などの大きな繁忙期に比べると、日本からの旅行者も少なく費用も比較的抑えられる時期でもあるので、ぜひ早めに計画してお得に楽しんでみてはいかがでしょうか。
日差しが強く夏気分を満喫できるだけでなく、ハロウィン関連やグルメイベントも目白押しで、食欲の秋・芸術の秋もあわせて堪能できる時期でもあります。ちょっと欲張りでお得なこの時期のハワイ旅行、おすすめですよ。